HIRO・史

2012年4月9日(月)
上田ブラザーズ

御覧の写真は上田侑生が2011年トヨタジュニア県予選
優勝の報告に兄と現れた時の写真です。
素晴らしい弟だろっ・・・と兄の「どや顔」ですね。

「大人と打たせたら四国一上手にな小学生」だった侑生は
同学年の「ぽよ〜ん」としたボールに合わず
小学生のころは苦しみました。

しかし明野コーチの仕込みのバックハンドの切れはピカイチ。
相手のボールスピードが増せば増すほど強烈なボールが
フラットで飛んでいきます。
真夏の松山・砥部のハードコート、高知・春野コートでの熱戦
岡山でのRSK全国選抜で5位入賞。
どれも昨日のように鮮明に私の脳裏に焼き付いています。

地元・国府の田舎から兄弟で歩んでくれたHIROの道のり。
私もパン・チョロの散歩で上田邸の夜明りを見ては
今日は祝杯だろうな・・・と心の中で呟いていました。

父親に「会社を休んででも見ておくべき・・・」と勧めた
トヨタジュニア全国大会。
ちょうど一年前ですね。
あの惨状でテニス全国大会はさすがに無理でした。

人生山あり、谷ありとはよく言ったもので
テニスもいいことばかりではありません。
兄は兄のプレッシャー、弟は弟の苦しみがあったことでしょう。
それらを乗り越えてきなさい・・・とまるで天が与えたかのような
出来事が襲いかかります。
こんな早い時期から人生の疑似体験ができる
スポーツもそうありません。
それも二人がまじめに真剣に練習したからです。
二人はとても幸せだと思います。

また今の時代、全国に出場するジュニアテニスは一家が総出で
取り組まなくてはなりません。
ご両親やさらにおばあちゃんたちの出番も
必要になってくる時もあります。
上田ファミリーには本当に子供たちのテニスに理解をいただき
ありがとうございました。
しんどかったこと・・・よくわかります。

高大も侑生もご両親や周りの方々に感謝して
これからも成長することを願っています。

そして段々ときつくなる「ばあちゃんの田んぼ仕事」を
ときどき手伝ってあげてください。