わん
な一日







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2013年8月13日(火)
真夜中の散歩

吾輩はパンである。
ここのところの酷暑で吾輩は
クーラーのきいた部屋に入り浸りである。
しかし今宵は真夜中の散歩に出かけてみた。
さすがに昼間の暑さは無く、かすかに吹く風がここちよい。
外灯の光を避けて暗闇の方へと歩いてゆく。
小学校のグランドで足を止め大空を仰ぎ見る。
多少目の悪くなった吾輩にも
晴天の夜空に無数の星が瞬いているのがよくわかる。

今宵は流星が多く流れる日。
真夜中の散歩の目的は流星群を眺めるための散歩なのだ。
そうこうしている間にもあちらこちらで光の筋が現れては消える。
次はいつ流れるのか・・・
わくわくが止まらないまま夜空から目が離せない。

ふと気付くと後ろから複数の足音が・・・
ちょっとドキッとした。
家族連れだろうか、グランドの真ん中まで進むと
ゴロンと横になり夜空を仰いでいる。
どうやら目的は同じらしい。

どれくらい空を見上げていたのだろう
やぶ蚊の羽音で我にかえる。
ぼちぼち帰ろうかとも思ったが
去年から病気がちな吾輩
ご主人様にもいっぱい心配をかけてしまった。
散歩のペースもずいぶん遅くなってしまった。
相棒やご主人様にもいつまでも元気でいてほしい。
願い事は山ほどある。
全て流れ星にお願いできるよう
もうしこし夜空を眺めていよう。
by パン